いつも商品紹介だと飽きちゃうので(主に僕が)
今日はちょっとベクトルを変えてリメイクジーンズについて。
昨今様々なリメイクジーンズが登場していますが
大体のモノは高額。
何で?って思われるかもしれませんが勿論理由もあります。
初めに結論から言うと「すげぇ手間がかかっているから」
そないなこと分かっとるわい!って話ですが
今日は具体的ににどのような流れなのかご説明しようかと。
(あくまで僕の経験上の話になっちゃうんでご参考までに)
(表側)
(裏返し)
今回はH.UNITのカスタムジーンズを例に。
全体のウォッシュ、随所のアタリの表現にクラッシュとリペア(裏当てやミシンでのタタキなど)。
流れとしてはまずベースとなるジーンズをつくり、加工するという流れですが
この過程が非常に手間と時間がかかることになります。
ベースの色落ちもしていない5ポケットジーンズをつくる
(勿論この段階で十分のクオリティーが求められる)
↓
ひげやハチの巣などの色落ちの表現をする加工をする
↓
ウォッシュで全体の色落ちをさせる
が終了して天日干しがかんりょうしたらやっとこさクラッシュ&リペアの工程へ
もうここまでで中々の時間です。
このH.UNITのカスタムジーンズは引き裂き加工で穴を開けて
さらに裏から裏当てをしてあります。
ジーンズは筒状で作られているので
当然穴をあけてもそのままでは裏当てを縫うことが出来ません。
でどうするかというと、、、
ジーンズのインシーム(内側)とアウトシーム(外側)の片方もしくは両方をもう一回ほどいて
裏当てなどのリペア加工が出来るようにします。
そう、せっかく出来上がったパンツを二枚おろしにしちゃうんです。
当然といえば当然ですが、当時それを知った僕にとっては結構な衝撃でした。
で裏から補強用の生地を重ねて縫うわけです。
因みにクラッシュしている面積に対して大き目に裏地を貼るのがポイント。
穴とほぼ同じくらいの大きさで裏当てをすると
力が加わった時にその接合部分から結局避けちゃうので。
そして裏当てした生地は少ない方がごわつきも少なくなるので
大判を貼って複数の穴を一気に当てています。
このジーンズに関しては随所がハンドステッチ(手縫い)されています。
時間はかかりますが運針(糸の幅)が不均一になることで手縫い独特の温もりを表現。
足の動きが出る股に近い部分は柔らかいシャンブレー素材で当てるなど
工夫も伺えます。
普通にジーパン作って洗って、半分解体して、加工して仕上げでまた洗って、、、
という非常に職人泣かせな一本なんです。
これが手間をかければお値段も上がっちゃうってことです。
通常よりも技術も人件費もかかるので。
そんな数々の苦労を経て出来上がったリアルなリメイクジーンズ。
意外とモノが出来上がる過程を知るのも面白いものです。
これを知ればきっといつもより愛着も沸くかと。
今回の例は僕が工場で見てきた一例なので様々な流れがあると思いますが、
また何か少しでも皆様の参考になることが思いついたら書こうかと思います。
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