昨今、スマホや車など様々な業界が急速にハイテク化が進む中、
洋服業界は時代と逆行したモノつくりがステータスとされることが多いです。
何故なんでしょう?
僕個人の解釈では、地肌に身に着けるものであり、ローテク独特の”温かみ”があるからと思っております。
所謂テック系のブランドもありますが、それらには中々表現できないリラックスしたゆるさが魅力的。
で、当店で一際ローテク技術を地でいくアイテムがinnstant のスニーカーです。
✔LOW CUT SNEAKER ¥6,900~7,500+TAX
ヴァルカナイズ製法で最も古い歴史を持つチェコ・スロヴァキアの工場で製作を行う
日本企画のスニーカーブランド”innstant”。
(もうそのバックボーンだけで胸熱)
当時の製法に拘るだけでなく、履き心地や洗礼されたデザインにモダナイズされたスニーカー達です。
✔HI-CUT SNEAKER ¥7,900+TAX
当店では様々なバリエーションを取り扱っていますが、今回はハイカットモデルを軽くご覧ください。
innstantのスニーカーでも一番のユニークポイントはソールとアッパーの接合部分。
天然ゴムとしっかりしたキャンパス地を窯で圧着した時にできる跡が露骨に出ているのが最高。
つなぎ目などももはや隠そうともしないところがたまりません。
裏側もその圧着製法の跡が色濃く残ります。
ハイカットモデルはアンクルパッチが付属。
無個性なのにしっかり主張してくれています。
アッパー各所のステッチワークもまじまじ見てるだけで楽しいです。
で、これ履き心地も良いんですよ。
土踏まずのところに絶妙なフィット感があって癖になります。
そのプロダクトも魅力的ですが、僕がinnstantを取り扱うきっかけはもう一つあります。
お店をオープンするにあたって東京の合同展示会に行ったとき、innstantさんのブースをたまたま覗かせてもらいました。
その時のブース担当の方から以下の様な説明を受けました。
「これねチェコの古い工場で作ってて、足形にキャンパスとゴムをセットしてガーっと窯に行くんですよ。」
「で、窯の熱で圧着してガーっと戻ってきたらこの汚さ!最高でしょう!!」
その説明している彼の嬉しそうな顔を見て、僕は迷わず取り扱いを決意しました。
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